ジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリー「ツーリスト」

2011-4-14 22:57

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが競演するという触れ込みの映画「ツーリスト」の感想をいまさらですが書いてみます。この映画、予備知識無しで観ましたが、そこそこ楽しめました。

冒頭のシーンからどうやらスパイ物の映画と言うことが分かります。アンジェリーナ・ジョリー演じる謎めいた美女エリーズが、諜報機関に監視されている様子。緊迫したやりとりの中で、この美女は何者なのかといういう興味をそそられます。

エリーズは元恋人から届いたメッセージに従い、ヴェニスへと向かう列車に乗ることになります。この列車でジョニー・デップ扮する数学教師フランクと出会います。フランクはしがない数学教師という設定です。

フランクはエリーズに関わったことによりトラブルに巻き込まれていく……というのがストーリーの根幹ですが、とにかく背景が説明されずにいろいろな因縁を持つ登場人物が出てきます。謎めいているようですが、終わってみると主要な登場人物は少ししかいなかったなあと分かりました。

映画『ロング・エンゲージメント』でも列車のシーンが出てきましたが、謎めいたヨーロッパの旅物語には鉄道が似合いますね。空撮のシーンも素晴らしいです。食堂車というのも絵になります。

そして水の都ヴェニスを舞台に謀略が張り巡らされることになりますが、街中を船で移動したり、アクションシーンも船や水上で行なわれるなど、ありきたりなカーアクションに慣れてしまった目には新鮮です。

その一方で、水の都であるストーリー上の必要性は感じられませんでした。

脚本に一つ苦言を呈するならば、スパイ物につきものの美女は出ているのに暗号が出てこない。フランクが数学教師という設定は全くと言っていいほど生かされていません。

そしてラストに判明する事実は、賛否があると思いますが、私はあの結末はないなと思いました。詳しくは値だ晴れになるので書きませんが、あれでは物語途中のジョニー・デップのコミカルな演技が台無しになってしまうと思うのです。

まあ気楽に観ると、謎にせまるワクワク感と、それなりに美しい映像で楽しむことができると思います。

コメント・トラックバック

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.