木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン / セバスチャン・サルガド「アフリカ」/ 写真新世紀をまとめて観てきた

2009-11-27 23:00

東京都写真美術館の「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン──東洋と西洋のまなざし」展を観に行きました。この週末は同時に2つの展示があり、2階展示室ではセバスチャン・サルガドの「アフリカ」、地下では「写真新世紀」が観られます。会期の関係でこの3つを同時に観れるという点でよかったです。

とはいえ東京都写真美術館は入場料が高いので、観に行くのを躊躇してしまいます。この日も1階、2階あわせて1,300円(別々にチケットを買うとそれぞれ700円と800円)でした。ミュゼふくおかを見習って欲しいです。やはり友の会に入れということでしょうか。ちなみに写真新世紀は無料です。

東京都写真美術館3展

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン──東洋と西洋のまなざし

「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン──東洋と西洋のまなざし」は、この日が初日でした。この二人の写真家に交流があることは知りませんでした。この二人の活躍の場は日本とヨーロッパと異なりますが、ともに「ライカ」を使い日常を切り取り表現を開拓しました。

アンリ・カルティエ=ブレッソンの「決定的瞬間(サン=ラザール駅裏、パリ)」を観られて満足しました。(写真はリンク先を参照)他にはブレッソンの撮ったサルトルや、木村伊兵衛の撮った永井荷風の写真、さらには日本初公開となるブレッソンのコンタクトプリントなども貴重な体験でした。会期は2月7日までです。

セバスチャン・サルガド「アフリカ」

つづいてフォト・ドキュメンタリーの先駆者セバスチャン・サルガドの「アフリカ」。戦争・貧困などアフリカ大陸各地の現状を見せつける写真の数々です。正直なところ目を背けたくなるような写真もあります。それとは別に砂漠の美しい文様、自然とそこに暮らす人々の生活を美しく切り取っています。

アフリカの紛争について、世界の貧困の格差について、人間の生と死について、写真を通じて考えさせられます。ここまで胸に迫ってくる写真というのはなかなかないと思います。会期は12月13日まで。いまも活躍を続けるサルガドの今後にも注目です。

写真新世紀

こちらは明日で終了の「写真新世紀 東京展2009」。キヤノンがスポンサーなので入場無料です。写真新世紀からは過去に蛭川実花、佐内正史などの写真家が輩出されている有数のコンテストです。会場では入賞作品が展示され、様々な写真表現を堪能できました。やはり新しい表現を模索する試みが多いので、なかには独特すぎて受け入れがたいものもありました。

そんな中でグランプリに輝いたクロダサトミさんは、表現が斬新ということよりも、とにかく上手で、羨ましくなる作品でした。

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