富山地方鉄道 射水線 八ヶ山駅跡

2013-5-15 00:54

1980年(昭和55年)に廃線となった富山地方鉄道射水線の八ヶ山駅跡には今も当時のホーム上屋が残っている。

八ヶ山駅跡

射水線はかつて富山市の新富山から新湊市(現射水市)の越の潟を結んでいた路線で、加越能鉄道線や富山地方鉄道市内線への直通も行なわれていた。

しかし富山新港の建設にともない1966年(昭和45年)に分断されたことで利用客が減少し昭和55年3月31日をもって射水線は廃線となった。

廃止後、この区間は富山地鉄バスの専用道となり、八ヶ山駅跡はバス停として使われていた。三角屋根の駅舎は無くなったが、ホームへ至る階段は残っている。そしてホーム上屋がバスの待合所として転用された。

八ヶ山駅から富山県民会館内山分館への案内図が残されている

いまだ残る看板には八ヶ山駅から県民会館分館内山邸への地図が描かれていたが、この案内板も風で飛ばされたのか今は地面に落ちてしまっている。

そしてバス専用道も一昨年から使われなくなった。いまは地元の人が散歩したり自転車で走る姿が見られる。特に桜の名所ではないものの春や秋には季節が感じられる場所となっている。

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