晴海橋 専用線跡

2010-6-22 09:00

江東区のあるアーバンドックららぽーと清洲から徒歩3分のところにある晴海橋。この南側に今は使われていない鉄道橋がある。

晴海橋

JRの亀戸駅から小名木川を経て越中島へと至る貨物線が現在でも残されている。かつては越中島貨物駅から先に線路が延びていて、東京都港湾局の専用線がこの橋を渡って、晴海埠頭にまで到達していた。

現在は越中島からの線路は途切れており、跡地には建物が建ってしまっている。しかし、この橋は線路が敷設されたままの状態で残されている。

晴海橋

私もこの目で見たことはないが、昔の写真を見る限り、晴海埠頭に張り巡らされた貨物線は相当活気があった。かつてはこの橋を貨車を連ねた列車が頻繁に渡っていたのだろう。

線路が残された晴海橋

訪れた日はあいにくの雨であった。晴海埠頭にも豊洲埠頭にも、当時の鉄道貨物全盛期の姿は見られない。小名木川貨物駅も廃止され、越中島貨物駅もレール輸送が細々と残るのみだ。それでもこの橋は確かにこの地に専用線が存在したことの証しとして佇んでいるのだ。

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