日本製紙が生産量大幅削減で鉄道貨物輸送にも影響の可能性

2011-8-4 01:50

2011年8月3日、日本製紙グループが「洋紙事業の復興計画について」とする大幅なリストラ計画を発表した。

日本製紙グループ 洋紙事業の復興計画について(日本製紙グループ本社) (PDF)

コピー用紙やチラシ・雑誌などの洋紙部門の従業員15%相当の1300人を削減。2012年9月までに生産能力も15%削減するとのこと。

日本製紙とワム80000

この計画では、2012年3月末から9月末にかけて、富士工場鈴川事業所、石巻工場、岩沼工場、岩国工場、吉永工場(大日本昭和製紙)の計5工場で順次製造設備を停止するそうだ。

特に富士工場の鈴川事業所は抄紙機・パルプ設備等の全製造設備を停止することになるため、工場そのものが廃止になるということだと思われる。

富士駅のワム80000

気になる鉄道貨物への影響も極めて大きいものと予想される。岳南鉄道の件、ワム80000 の動向とあわせて、静岡県の専用線は激変が予想される。

2011.12 追記

2012年3月のダイヤ改正の概要が発表され、ついにワム80000での紙輸送が終了し、コンテナに切り替えられることになった

また富士駅のコンテナホームがリニューアルされる。

富士駅のワム80000

またこれに伴い岳南鉄道の貨物輸送が終了することになる。岳南鉄道の存廃問題にも直結ししなければよいのだが。

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